hanaremon’s blog

小説や詩のブログ

「罰」

 

今日、友人の「死」を知らされた

 

もう1か月前の事らしい

 

引っ越しの連絡もしてなかった

 

年賀状でやっと新しい住所と携帯番号を知らせたのだ

 

必ずまた会えると当たり前に思っていた

 

それなのに、どうしてだ

 

言葉に詰まる僕に電話の相手は

 

「誰にも解らない事なのだから、そんなに気を落とさないで・・」と優しく言う

 

それでも僕は申し訳なさにうな垂れた

 

不精な僕に活を入れるつもりにしては神様は意地悪すぎるよ

 

電話を切って最後に会った日を思い出そうとするけど

 

旧い携帯と日記はまだ引っ越し荷物の段ボールの中だ